銀座ミツバチ物語

調布アットホーム

2010年12月25日 15:13

メリークリスマス!
クリスチャンじゃないですが、クリスマスは何かとウキウキしますね!

2週連続土曜日のブログ記事をすっぽかしてしましました。
今週は何か書かないと、と思っていたら、先日、銀座のビルの屋上でミツバチを飼育している「NPO法人銀座ミツバチプロジェクト」代表の田中淳夫さんから、銀座でミツバチを飼うことになったいきさつや現在の状況などを聞きましたのでご紹介します。

テレビでも紹介されていますので、ご存知の方も多いと思いますが、銀座という日本一の商業エリアでも見事にコミュニティービジネスが成立するという、素晴らしい事例だと思います。

田中さんは銀座3丁目のビルの管理業などを営んでいる方です。
5年ほど前に、ビルの屋上を捜している養蜂家がいるという話を聞き、岩手県の養蜂家の藤原誠太さんと出会ったことから銀座ミツバチ物語のドラマが始まりました。

最初はビルの屋上を藤原さんに貸すだけのつもりだったのが、結局自分で飼う羽目になり、2006年3月28日(ミツバチの日)からスタートしました。
「銀座の街研究会」の友人たちと共に、「銀座ミツバチプロジェクト」を発足し毎週土曜日の朝、様々な人が集まって蜂の世話や蜂蜜の採集をしています。銀座でお店を経営している人や働いている人、グラブのママさんも何人もいるそうです。

採れた蜂蜜を銀座の有名菓子店に販売するのはもちろん、1700軒が加入する「銀座社交飲料協会」で作ったハニーハイボールは、加盟店で飲むと一杯につき100円が環境のために寄付されるそうです。

最近では「銀座の蜂のために花を植えよう」という人が増えており、今では結婚式場ブロッサムの屋上に380㎡や三越デパートの屋上など、8箇所1000㎡で花や野菜などが育てられているそうです。

春先になると銀座のミツバチが一生懸命飛び交い、暫くするとソメイヨシノなどの桜が鈴生りの実を付けこれを鳥が食べます。その他にも様々な街路樹が実を付けます。夏には鳥が毛虫を食べます。ミツバチによって銀座の環境が変わり始めたそうです。

銀座のビルの屋上で飼い始めたミツバチが、どんどん新たな広がりを見せています。詳しくは、銀座ミツバチプロジェクトのホームページをご覧ください。
http://www.gin-pachi.jp/


by 菅野






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